津八幡宮では、10月第2月曜日の前々日と前日に神輿渡御神事が、 10月15日17時より例祭が執り行われ、この一連の行事が津八幡宮の例大祭となっています。
その後、江戸、明治から昭和初期、昭和中期から令和へと、時代の変遷とともに津まつりも移り変わりながら、現在へと受け継がれています。

津八幡宮では、10月15日の例祭に合わせて神輿渡御神事が行われます。
かつては、例祭に合わせて10月15日から18日まで神輿渡御を行っていましたが、現在は同月第2月曜日の前々日と前日に神輿渡御を行っています。
現在の神輿渡御神事は、一日目に津八幡宮を発輿(出発)して氏子町を巡幸し、同日夜に津観音北側にある御旅所に着輿(到着)します。二日目は御旅所より氏子町を巡幸し、同日夜に津八幡宮へ還御(帰り)します。
神輿渡御とは、御霊を遷した神輿が氏子町を練り歩き、神輿を御旅所に奉安し、地域の繁栄や人々の安寧と加護を願う神事で、神輿巡幸とも呼ばれます。
※かつては10月15日に津八幡宮より津市中心部へ、16日から17日は御旅所に鎮座し、18日に御旅所から津八幡宮へ還御しました。
※以下、10月第2月曜日の前々日を「一日目」、10月第2月曜日の前日を「二日目」とします。
一日目
津まつり初日の朝、津八幡宮の氏子や神輿の担ぎ手、郷土芸能の代表者などが参列し、7時30分より津八幡宮御殿にて神幸祭が行われます。その後、御殿から神輿へ御霊が遷される御霊遷しが行われ、御霊を絹垣(きんがい)と呼ばれる白い幕で覆い隠して神輿へ遷されます。
9時からは、しゃご馬、唐人踊り、八幡獅子舞などの郷土芸能が境内でお祓いを受け、奉納演舞を行い、その後順次、市内へ繰り出します。郷土芸能の奉納演舞が終わると、舞姫と子ども獅子舞が舞を行い、10時に神輿が津八幡宮を発輿(出発)します。
午前は八幡町内を、午後は大門や東丸之内など氏子町を練り歩き、同日夜に津観音北側にある御旅所に着輿(到着)します。




二日目
午前は、北丸之内や大門などを巡幸します。午後は、三重会館前交差点より津まつり大パレードに合流し、津松菱前では郷土芸能が見送る中、パレードを経た神輿は津八幡宮へと還御します。還御の道中は、国道23号線や八幡町など伊勢街道を通ります。夕方には八幡町内を威勢よく練りながら、夜には津八幡宮へ還御します。

神輿渡御と郷土芸能
この神輿渡御の行列は、大榊、石笛社、舞姫、子ども獅子舞、子ども神輿、大人神輿などから構成され、100メートルから200メートルほどの長い行列となります。この行列は神輿巡幸行列とも呼ばれ、津八幡宮の祭礼の中でも最大かつ最も華やかな神事となります。現在では郷土芸能と神輿の行列はそれぞれ別々に巡幸(巡行)しますが、しゃご馬や八幡獅子舞は神輿の先達として出現したとされていることから、かつてはこれら芸能も神輿行列の一部として加わっていたと考えられます。

津八幡宮の祭礼行列
しゃご馬、唐人踊り、八幡獅子舞などの郷土芸能は祭礼初期から伝わるとされており、古くから祭礼行列に加わっています。これらの芸能は、神輿渡御における魔除け、先達(道案内役)から、祭礼を華やかにして神様や群衆を楽しませてきたものなど、様々な由来を持ち、祭礼行列を構成する出し物として伝わっています。
江戸時代にはおよそ1800人が参加して、豪華な衣装や造り物で群衆が囃し踊る行列を構成し、神輿行列や風流行列を繰り出したとされています。
現在では、一日目午前の八幡町内と二日目午後の津まつり大パレードにて、古くから伝わる郷土芸能と神輿が順に隊列をなして巡幸(巡行)する姿を見ることができます。

例祭は一年で最も重要な神社の祭儀です。 津八幡宮では、10月15日に例祭が行われます。
春の祈年祭(2月)、秋の新嘗祭(11月)と合わせて行われる 大祭の一つで、その中で最も重要な祭儀が例祭です。

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